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Q1. バックアップ粒剤はどの様なタイミングで散布すれば効果がありますか?

バックアップ粒剤の有効成分であるカルブチレートは尿素系除草剤です。ほとんどの尿素系除草剤と同様、カルブチレートは根から吸収され、植物体内を移行し光合成を阻害することにより、最終的に植物体を枯殺します。従って、植物体の光合成が旺盛な時期、また植物体の薬剤吸収(養分吸収)が活発な時期が処理適期と言えます。つまり、処理時期としては雑草生育初期がまさにその時期ですので最も高い効果が期待出来ます。
雑草生育期においても、薬剤の吸収や光合成が行われていますので十分な効果が期待できます。しかし、登録上適用がなく、雑草が大きくなってからの処理は撒きムラの原因にもなりますので、雑草生育初期の散布をおすすめします。残効が4ヶ月~6ヶ月と長いため、他剤より早い雑草時期(芽を出し始めた頃、まだ雑草が生え揃う前)から処理しておくこともできます。 逆に雑草の生育終期になると、薬剤の吸収も少なく光合成も終息に向かいますので、十分な効果は期待できません。

Q2. バックアップ粒剤はなぜ草を枯らすことが出来るのですか?

バックアップ粒剤を散布すると、まず土壌表面に粒が落下します。その後有効成分であるカルブチレートは徐々に土壌中に浸透し、植物の根から吸収されていきます。吸収されたカルブチレートは植物体内を移行し葉に到達、植物の光合成を阻害することにより、最終的に植物体を枯殺します。(フロアブル剤は有効成分を水に分散させて散布することにより、茎葉部にも薬剤がかかりますので、根部だけでなく葉や茎からも薬剤が吸収されます。したがって、地面に落ちた薬剤も無駄にならず効果も粒剤に比べ早く発現します。)

Q3. バックアップ粒剤を素手で散布してしまいましたが、大丈夫ですか?
  また対処法はありますか?

バックアップ粒剤の安全性は高く、毒性の分類では“普通物”に該当します。しかし、バックアップ粒剤は試験の結果、皮膚に軽度の刺激性があることが認められており、素手で作業することは認めておりません。散布にあたっては、農薬用マスク、手袋、長袖・長ズボンなどの作業着を着用し、皮膚に直接触れないように注意して下さい。また、誤って皮膚に付いた場合、直ちに水で洗い流した後、石鹸でよく洗い落として下さい。

Q4. バックアップ粒剤を散布後、近くに生垣がある事に気付きました。
  対処法はありますか?

出来る限り速やかに、表面土壌を除去することが得策です。カルブチレートは土壌深さ10cm位までしか浸透しませんので、表面から20cm位までの土壌を除去すれば、薬剤は殆ど残っていないことになります。その後、くん炭等の炭化物を混ぜた土壌を入れると、カルブチレートは炭化物に吸着されることから、薬剤が残っていたとしても薬害をある程度抑えることが出来ます。(一般的に有機物は炭化物に吸着され易いと言えます。逆に言うと炭化物の多い土壌では効果が出ないことがあり、北海道の黒ボクの土壌などでは効果がなかったという例がそれです) なお、二次被害を避けるために、取り除いた薬剤の入った土壌の処理には十分注意して下さい。

Q5. バックアップ粒剤を間違って果樹の下草に散布してしまいました。対処法はありますか?
  また、果樹が枯れずに残った場合果実は食べられますか?

カルブチレートには分解剤というものはないことから、上述した方法により薬剤を除去することが望ましいと考えます。果樹は特にカルブチレートに感受性が高い為、そのままにしておくと落葉し樹木自体が枯れてしまうといった被害が出ます。
   薬剤処理後、枯れずに果実をつけた場合は、その果実には薬剤は含まれていない可能性が高いと考えられます。(薬剤処理時に既に実をつけていた場合は、葉などに影響がまだ出ていなくても薬剤が移行している可能性があります。)しかし、農薬登録上、果樹への適用がないことから本剤を用いることは出来ず、従って実った果実についても出荷することはできません

Q6. バックアップ粒剤の有効期限切れの在庫があるのですが、処分方法を教えてください。

農薬使用基準では期限切れの薬剤は使用しないよう努めることが定められています。(現時点では使用した場合の罰則規定はありません)  処分の際には、産業廃棄物として処分することになります。産業廃棄物の受付機関がない場合、当社で処分することも可能ですのでご相談ください。 (有料となる場合があります。)

Q7. 井戸の近くで使用しました。井戸水は大丈夫ですか?

薬剤が直接井戸の中に入らない限り問題はありません。カルブチレートは土壌表層から深さ10cm位までしか浸透しません。従って、地下水に影響を及ぼすことはありません。

Q8. 田圃や道路ののり面で使用しても大丈夫ですか?

バックアップ粒剤は田圃には登録がありません。誤って使用するとその後の作付け及び周囲の田圃に大きな被害をもたらしますので、田圃には絶対に使用しないで下さい。 のり面で使用することは登録も有りますので可能です。但し、のり面で使用する際には、斜面であるため薬剤の流亡には十分気を付けて下さい。特に大雨が予想される場合、散布は避けて下さい。散布直後の大雨は、表面にある薬剤を洗い流し、のり面下部の樹木に薬害を及ぼしたり、更に排水溝を通じて被害が広がる可能性もあり、十分注意が必要です。

Q1. バックアップ粒剤を散布したのですが、すぐには枯れません。
  どの位経過すれば効果が出てくるのですか?

効果の発現は土壌条件・気象条件・対象雑草により差がでます。バックアップ粒剤の作用性は光合成阻害の為、どちらかといえば遅効性と言えます。通常、効果の発現には散布から3~4週間を要し効果が完成するには約2ヶ月を要します。 粒剤であることから散布時に土壌が乾燥している場合、粒から有効成分が地中に浸透することが出来ず効果発現が更に遅くなることがあります。乾燥が続く場合には、粒剤の散布後の散水が効果的です。(粒剤の散布後の散水、降雨後地面が湿っているときの薬剤処理は効果の発現を早めます。)

Q2. 草が枯れた後、どの位の期間効果は残っていますか?

これについても、対象草種や気象条件に影響されますが、一般的には散布から4ヶ月~6ヶ月後まで効果を有します。ここで言う効果は雑草に対する効果であり、6ヶ月以上経ったら後作物が作付け可能という意味ではありませんのでご注意下さい。

Q3. バックアップ粒剤はササや一年生雑草・多年生雑草に登録がありますが、
  得意な草種や苦手な草種はありますか?

効果がより顕著な草種(カルブチレートに対する感受性が高い雑草)とそうでない草種があります。下記に一覧表を示しますので参考にして下さい。

感受性の高いグループ ハコベ、シロザ、ヤエムグラ、スベリヒユ、ナズナ、イヌタデ、ノボロギク、ブタクサ、ヒメムカシヨモギ、ヨモギ、オナモミ、ヤブガラシ、メヒシバ、エノコログサ、オヒシバ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、イヌムギ、ヌカボ 等
中間的なグループ オオバコ、ギシギシ、イラクサ、ハルジオン、セイタカアワダチソウ、ノビエ、カモガヤ、スズメノヒエ、ススキ、チガヤ、スギナ、ササ 等
感受性の低いグループ ツキミソウ、タンポポ、カラスノエンドウ、ジョンソングラス、ハマスゲ、スゲ類 等