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さび病

芝草種:日本シバ、ベントグラス
学 名:さび病 Puccinia zoysiae Dietel (日本シバ)
    冠さび病 Puccina coronata Corda (ベントグラス)
    黒さび病 Puccinia graminis subsp. graminicola Urban (ベントグラス)
英 名:さび病 Rust, 冠さび病 Crown rust, 黒さび病 Stem rust

病徴(さび病)

葉にはじめ黄褐色ないし赤褐色の粉状に盛り上がった病斑をつくる。
これは病原菌の夏胞子層である。
遠くからみると発病箇所が橙ないし黄褐色となり、処置が必要となる。
病斑はその後葉全体に広がる。
罹病葉が枯死することはない。
病斑部は暗褐色から黒褐色になり、冬胞子層をつくる。

発生生態(さび病)

4月中旬〜7月上旬と9月中旬〜11月上旬の春秋の年2回発生する。
病原菌は空気伝染する活物寄生菌で特定の芝草の葉上でのみ生活する。
夏胞子層から胞子が飛散し2次感染する。
夏胞子の形成ならびに発芽は15〜20℃で旺盛である。
冬期間は冬胞子の形で被害葉上で越冬する。
一般に気温が17〜18°C、相対湿度が80%以上、かつ日照不足のとき発生しやすい。
窒素過多は発病を助長する。
また過繁茂と高湿度となると発病は助長される。
日本シバに寄生する病原菌はベントグラスには寄生しない。

さび病の発生消長と防除
さび病の発生消長と防除[谷・荒木 原図]

防除

1)徒長しないように窒素肥料の施用を控え、加里肥料を施用する。
2)刈り込みをよくする。
3)風通しをよくし、葉面の水滴付着時間を短くなるようにする。

日本芝ラフに発生したさび病の病徴
日本芝ラフに発生したさび病の病徴[荒木 原図]
ケンタッキーブルーグラスラフに発生した葉さび病
ケンタッキーブルーグラスラフに発生した葉さび病[荒木 原図]