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赤焼病

芝草種:ベントグラス
学 名:Pythium aphanidermatum (Edson) Fitzpatrick
英 名:Pythium red blight
別 名:綿腐病

病徴

芝地での初期症状は、直径1〜2cmの灰褐色小型のパッチを生じ、その後急速に進展し直径数10cmの大型パッチとなる。
パッチが融合すると大型の不整形となり、グリーン全面に広がることもある。
パッチの中央部に残存するシバは回復してくる。
本病はパッチの周縁部が独特の紫赤褐色の帯を生じるのが特徴である。

発生生態

本菌は25〜30℃の高温時に病原力が最も強い。
発病には高温、多湿の条件が必要で、6月以降の夜温が25〜25℃以上で降雨があった場合に発生する。
降雨後、排水の不良地や土壌湿度の高い場所では発生しやすい。
病原菌の伝播は表面流水や作業機械によることが多い。
発生は主にグリーンに発生する。
秋冷期にはパッチの拡大は停止し自然治癒する。

赤焼病の発生消長と薬剤防除[谷・荒木 原図]
赤焼病の発生消長と薬剤防除[谷・荒木 原図]

防除

1)排水を良好にし、停滞水を生じないようにする。
2)土壌が過乾燥しないよう灌水する。
3)アルカリ土壌では発病が助長されるので管理に配慮する。
4)発病個所の刈り込みは最後に行う。
5)風通しをよくする。

赤焼病:ベントグラスナーセリ上のパッチ[荒木 原図]
赤焼病:ベントグラスナーセリ上のパッチ[荒木 原図]