ヴェグラス ドットコム

トップページ > 芝生病害図鑑 > 疑似葉腐病(春はげ症)

疑似葉腐病(春はげ症)

芝草種:日本シバ
学 名:Ceratobasidium spp. (binucleate Rhizoctonia)(菌糸融合群 AG-D,AG-Q)
英 名:Rhizoctonia patch
別 名:リゾクトニア性春はげ症

病徴

茎葉は枯れ上がり、葉身が簡単に脱落する。
はじめ、円形のパッチを生じるが、次第に灰褐色ないし黄褐色の不整形のパッチとなる。
パッチの色は、病勢の進展期は黄褐色であるが、病気が停滞すると灰褐色となる。

発生生態

病原菌は5〜25℃で生育し、最適生育温度は23℃である。
宿主への侵入最適温度は10〜15℃である。
病原菌はサッチや土壌表面近くに腐生的に生活しており、秋期10月から11月に病原菌菌量が高まるとシバに侵入する。
病勢は晩秋に拡大する。
春、侵害された個所が萌芽しない状態となり、パッチとなる。
秋期施用した窒素質肥料が残ると発病が助長される。

疑似葉腐病(春はげ症)の発生消長と防除[谷・荒木 原図]
疑似葉腐病(春はげ症)の発生消長と防除[谷・荒木 原図]

防除

1)過乾燥にならないように灌水を怠らない。
2)6〜7月生育期には刈り込みを頻繁に行う。
3)秋期には窒素質肥料を控えめにする。
4)病原菌密度の高まる10〜11月に予防的に薬剤を施用する
  (萌芽後、パッチ出現後の薬剤施用は効果がない)。

疑似葉腐病(春はげ症):フェアウェイ上の本病パッチ[写真提供 SDSバイオテック]
疑似葉腐病(春はげ症):フェアウェイ上の本病パッチ[写真提供 SDSバイオテック]