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ダラースポット病

芝草種:ベントグラス、ブルーグラス
学 名:Sclerotinia homoeocarpa Bennett
英 名:Dollar spot
別 名:ダラースポット

病徴

葉は黄ないし黄緑色水浸状の病斑を生じ、次第に葉全体が褐色となる。
4月下旬ころから直径2〜3cmの小型で均一の麦藁色を呈した円形〜楕円形のパッチを多数生じる。
パッチと健全部の境界は明瞭である。
6月ころパッチは融合して不定形となる。
病勢は急速に進展し、茎から根部まで枯死する。
激しく発病すると裸地化する。

発生生態

病原菌は10〜35℃で生育し、病原力は25〜30℃で著しい。
5〜7月および9〜10月に発生が多い。
梅雨期には病勢が旺盛であるが、8月の盛夏には一時的に衰える。
日当たりの悪い個所では夏にも発生する。
また、西南暖地では夏季にも発生する。
8月下旬から9月中旬に再度病勢が強くなる。
窒素不足あるいは乾燥後加湿になると発病が助長される。
サンドグリーンでは多発生することがある。
病原菌は高温、多湿条件下で気中菌糸によって伝播する。
機械に付着して拡散することもある。

ダラースポット病の発生消長と防除
ダラースポット病の発生消長と防除[谷・荒木 原図]

防除

1)尿素液300〜450倍液1ℓ/m²を5月中旬〜7月中旬、9月上旬〜10月下旬に月2回程度散布する。
2)グリーン表層部(0〜2cm)のpHを7.0〜7.5に保つようにする。
3)耐病性品種(チバグリーンB-1など)を導入する。
4)発生個所のシバの刈り込みは最後に行う。
5)保水性を維持するため、ピートモスや多孔性の土壌改良剤を施用する。
6)発病初期(6月下旬〜7月上旬と8月下旬〜9月中旬)に薬剤を全面施用する。
  発病後は発生個所へスポット散布する。

ダラースポット病:ベントグラスナーセリに発生した本病のパッチ
ダラースポット病:ベントグラスナーセリに発生した本病のパッチ[荒木 原図]