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雪腐病 雪腐大粒菌核病

紅色雪腐病

芝草種:日本シバ、ベントグラス
学 名:Microdochium nivale (Fr.) Samuels & Mallet(Fusarium nivale (Fries) Cesati)
    〔完全世代:Monographella nivalis (Schaffnit) Müller〕
英 名:Pink snow mold, Fusarium patch
別 名:フザリウム雪腐病

病徴

シバの葉身は黄褐色を示し枯死する。
芝地では円形状のパッチとなり、融雪後7〜10日後の一時期は発病箇所が淡桃色ないし紅色となり、枯死する。
発病茎葉上には菌核を生じることはない。
褐色雪腐病や雪腐黒色小粒菌核病などと混発することがある。

発生生態

本病原菌は−5℃から+22.5℃の間で生育するが、発病適温は0℃付近である。
本州に発生する。
本病は無積雪地帯の関東地方で新設のベントグリーンに発生した例(1991)がある。
しかし、翌年以降は未発生のため、多分に汚染種子に由来すると考えられている。
国外ではこの場合、紅色雪腐病とは別にミクロドキウム(フザリウム)パッチと呼ぶ。

防除

1)積雪下のストレスに耐えうるシバを育成することを考慮し、シバ生育期間中の管理を十分行う。
2)施肥量不足、特に窒素質肥料の不足は発病を助長するので、施肥管理に留意する。
3)融雪を促進する。
4)排水を良好にする。

紅色雪腐病:無雪地帯ベントグリーン上のフザリウムパッチ
紅色雪腐病:無雪地帯ベントグリーン上のフザリウムパッチ[荒木 原図]
紅色雪腐病:融雪直後のベントグリーン上の本病のパッチ
紅色雪腐病:融雪直後のベントグリーン上の本病のパッチ[荒木 原図]